マラソンはセックスに似ている
ハルト「ついでに言うと、マラソンはセックスに似ているとも思っているぞ」
ポカ丸「にゃ、ニャンですって~? 先輩、ふざけるのもたいがいにしてください」
ハルト「いや、真面目にそう思っているよ」
ポカ丸「高橋尚子さんはそんなこと言っていませんよ」
ハルト「ああ。すまん。これは男性視点からだけの話しだ」
ポカ丸「川内優輝さんも絶対そんなこと言っていません」
ハルト「言ってないからこそ書く意味があるんだよ。みんなが言っていることに書く価値はないんだ」
ポカ丸「いちおう聞くけど、どういうことですかー」
ハルト「そんなに興奮するなよ。ランニングフォームでよく『へっぴり腰はダメだ』とか『骨盤を前傾させろ』とか『腰高にしろ』とか言うんだけど、お前、意味わかる?」
ポカ丸「骨盤前傾っすかー。どういう意味かよくわからねえッス」
ハルト「セックスの時、ペニスを挿入するときみたいに、チンコを前に突き出せって言ったら、イメージが湧くだろ?」
ポカ丸「なるほどー。それなら意味がわかります」
ハルト「骨盤を立てるっていうのは、結果としてそういうフォームのことなんだ。チンコを突き出すようなイメージで走ると、骨盤が起きて腰が入り、お尻の筋肉が使えるようになり、腹で走れるようになる。そうすれば強いランナーになれるぞ」
ポカ丸「……なーんて嘘だよ~って、おいらを騙そうとしていませんか?」
ハルト「あのな。本気でやることを『本腰を入れる』っていうだろ? この言葉はもともと男性がセックスの時に本気になると、チンコを奥深く挿入するためにぐっと腰を突き出すことが由来なんだ。これが骨盤を立てるということだよ。へっぴり腰では速く強く走ることはできない。腰を入れなければダメなんだ」
ポカ丸「そういう指導をしている陸上コーチがいるなんて聞いたことないっす。。。」
ハルト「表現は人それぞれだよ。でも男はみんなガキだから、一番この表現がわかりやすいだろう?」
ポカ丸「たしかに腰高とか言われるよりも、イメージが湧くッス。なんだか、おいらも走ってみたくなってきた!」
ハルト「ついでにセックスそれ自体も、マラソンと非常によく似ているぞ。セックスって背中側の筋肉で姿勢を維持して、腰まわりの筋肉を使ってピストンする運動だろう。それってマラソンそのものじゃないか」
ポカ丸「(@_@;) な、なんですって~! それじゃあランナーはみんなセックスが強いんですか?」
ハルト「そういうのは局部の感度によって違うから(いわゆる早漏)一概には言えないけれど、走ることで局部の摩擦には慣れているし、セックスの運動的側面だけで言うならば、長距離走者のセックスは疲れ知らずだな」
ポカ丸「うおお~。おいらも絶対、長距離ランナーになるぞ!」
ハルト「本腰を入れてマラソンに取り組んでみろよ。初心者は下を向いてへっぴり腰でヨタヨタ走っているからな。男らしく堂々とチンコを突き出して走れ。上達が早いぞ」
ポカ丸「しかし先輩、いつもランニングは禅に似ているとか、比叡山の千日回峰の阿闍梨様の偉大さを真に理解できるのはランナーだとか、求道者みたいなことばっかり言っているくせに、下ネタもやるんですね」
ハルト「清濁併せ吞むのがおれのアジャリ道なんだよ。
ランニングはセックスに似ている。だからこそ、走れば走るほど満たされて、性欲は浄化されるよ。
嘘だと思うなら、走ってみればわかるよ」
味噌ボール
味噌ボールというのは味噌にだしの素、具材(わかめとかゴマとか)を混ぜ合わせたうえで丸くして凍らせたものなのだが、これを作り置きするようになってみそ汁の消費量が飛躍的に伸びました。